海上の身元不明の死者を「福の神」として祀る習俗について

前近代の日本列島の幾つかの地域では、特に汽水域で溺死者やそれらしい遺体が発見された場合、沖へ突き流してしまうことがしばしばあり、中には江戸時代の江戸市中のようにそのように法律で決められている場合さえあった。
この法や慣習の存在を裏付けるような古記録や川柳や戯作も、幾つか残っている。
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「塔婆山」と死者の魂のゆくえ

日本も含めて世界各地には、人がみだりに入ったり、木を切ったり動物を狩ったりなどすると、祟りがあるという言い伝えがあった山岳・丘陵(以下「山や丘」)がある。中でも日本にある、そうした立ち入りその他をタブーとした山や丘の中には、時々、葬儀文化史から見ても興味深い伝説が、伝わる場所もある。
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